2018年12月2日日曜日

ビルダーズコレクション2018を弾いてきた


前々から気になっていたビルダーズコレクション。
仙台に巡回してくることを知っていながらすっかり忘れていたビルダーズコレクション。

気付いた日がちょうど仙台での最終日だったので、営業終了間際の島村楽器イービーンズ店さんにて試奏してきました。





ギターはすぐ近くにあったCoolZのストラト、アンプはJC-120。普段なら正直あんまり期待しないような組み合わせですが、なんかバイパス音の時点で音が良いような気が・・・もしかしてコレが「こまほケーブル」の力なのか??


接続順に試してみました。
まずは1台目。

Sound Project "SIVA" - You can't escape from my love shot!!




弾く前に店員さんから「今回の4台の中で、この1台だけ毛色が違いますよ」との説明を受けてましたが、Eのローコードをジャーンと弾いた瞬間、「ジャリーン!」というサウンド。イメージ的にはFenderのツイード系とかに近いかも。ピッキングの強弱にもかなり敏感に反応してくれます。

ところが、Barrelツマミ(Treble)を絞ってハイを抑えると表情がガラリと変わり、メロウなサウンドが心地良い。なんだコレ、スゲーな。
ハイを効かせたサウンドだとGripツマミ(Bass)での変化が分かり辛かった部分もありましたが、メロウなサウンドだとGripツマミでのコントロールが効きやすい。

とにかくEQの効きがいいので、クリーンに彩りを加えたい場合には最適かも。
しかも巨乳。



続いて2台目。

JACKMAN - JOHN DOE




まずルックスがGood。
スイッチOnで光る目。しかもマツ毛までバッチリ。
ミニスイッチなんかじゃなく、大きなスイッチが縦に3連。
モデル名は本体に荒々しく彫り込んである。
ルックスからして異形。

スイッチは上から順にクリッピングの切り替え(3way)、ミドルの調整(2way)、ローの調整(2way)。
クリッピングの切り替えで延々遊んでしまう。音質の差がはっきり出てくれるのでどれを弾いていても楽しいし、それに対してTONEの設定が簡素化されているのでセッティングが楽。
サウンドは飽和感のあるディストーションとでも言いましょうか、気持ち良いです。



3台目。

Alias Sound - overgrow




Toneとは別にあるSCOPEツマミ、これの効きがいい。
サウンドは最近よくある「重厚感たっぷりの低音重視ディストーション」というよりは、ちょっと軽め。Distortion+とか、あっちに近いかも。
もしかしたらコレでチューブアンプをプッシュしたら更にいい音するのかな?
その辺までは試せませんでした。
もうちょっと色々イジってみたかった1台。
4台の中では一番の正統派だと思います。デザインも上品な感じ。



そしてラストの4台目。

9overdrive9 - JULIUS




ゲインをちょっと上げただけでディストーション。もうちょい上げたらハイゲイン。
トーンとレンジの組み合わせで結構多彩な音作りが出来る。
サウンドはトーンをちょっと抑えめにしてダークな感じにした時が気持ちよかったです。
ゲインをフルまで上げるとジリジリし始めるというか、コントロール出来ない、言うことを聞いてくれない感じまで出始めるのが、これまた最高。
ルックスも良いですよね、ゴシックっぽいというか退廃的雰囲気があって。
外見とサウンドのイメージがピッタリ一致します。


15分くらいでざーっと弾いたので、簡単なインプレッションだけですが、さすがにどのペダルもいい音してました。
(そりゃね、4台とも3万円overな訳で、いい音してくれなきゃ困るって本音はありますけど)

ちなみに試奏セットと一緒に、ラミネートされた「使い方説明書」的なのがあったのが非常に助かりました。
各ツマミに何も書いていなかったり、書いてあっても良くわからないSIVAさんとか(笑)
この辺の心遣い、有り難かったです。


個人的に一番ビックリしたのはSIVAさんのYou can't escape from my love shot!!。
正直あの手の絵柄は得意ではないのですが、サウンドは間違いなく素晴らしかったです。
サウンドメイクの幅の広さには脱帽ですし、前段にTSとか繋いでブーストしたらどんな音になるんでしょうか、ワクワクしますね。

実際自分で買うとなると、9overdrive9さんのJULIUSかもしれません。
シューゲイザー的な使い方しても面白そうだし。


とか言いながら、実際に買うのは「こまほケーブル」だったりして。


各ブランドの皆様、主催者の-HATA-さん、良い機会を有難うございました。

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